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執筆者の写真彁蟐暃袮

私は私が美しいと思うものを描いてる

 記事を書こうと思った具体的なきっかけはあります。しかし伏せます。これが私の最低ラインです。これ以上の気は遣いたくありません。


 私は様々な形の顔を描きます。ここで例に挙げるのも可哀そうなんですが、ドレミーとかですね。獏だよね。獏っぽい顔にしたいよね。性格的にも整った女優顔は似合わないように思うから、目つきも悪い方がそれっぽいよね。それだけです。


 私は様々な肌の色を描きます。本当に例に挙げたくないのですが、鈴仙とかですね。「地上焼け」みたいな理由を付けて黒めに描いてますが、あれはもうFF12のフランが好きなんです。薄い髪色に浅黒い肌のウサギのおねーさんが好きなんです。それだけです。


 しかし私は、創作におけるルッキズムを否定などしていません。私は全て私の美的感覚で美しいと判断し、それを描いているだけです。


 確かに、世の創作物のうち一般的な美人顔しか登場しないものばかり評価されるとか、評価されるからそんな顔のキャラクターばかり作られるとか、そういう状況に不満を覚えたりはします。

なんでだよ、良いじゃねぇか丸っこいのも可愛いじゃねぇか、鼻が普通より高い低い、可愛いじゃねぇか。なんでお前ら可愛いと思わねーんだよー、と思う事はありますよ。

でも今までだってそういうちょっと変わった可愛さを持つキャラクターはいましたし、そういうキャラが好きなキャラとして挙がることが多いのは確かです。

色んな顔があった方が良いとは思ってます。そうなって欲しいなという気持ちはあります。リアリティも増しますし。少なくとも私にとっては、好い。


 でも、なんかねぇ。ヒロインが美人の創作物は世間的に不合格としよう、みたいな考えには絶対に賛同したくないですよ。

今後も色んな顔を描きたいなーって思ってます。けど、そのことが、ああいう思想と結び付けられるかもしれないって考えると、寒気がします。

世の動き的に美を避けて描かれたものが、描いたひとにとって好いものであるという風にはちょっと思えないんですよねぇ。

うんざりしてます。



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